生霊(いきりょう)
一般的に霊というと亡くなった方の霊魂を思い浮かべますが、生霊は違います。
亡くなった方の霊を死霊というのに対し生きている方の霊魂が肉体を離れ飛び回るものを生霊というのです。呼び方も「いきりょう」のほかに「せいれい」、「いきすだま」と読むこともあります。
特定の人に対し、執着の念や恨みの念を抱き続けたため、肉体を離れ霊体となって相手のもとに飛ばされたもので、多くは恋愛など男女間で起こるこれらの念が原因で生霊となって現れます。この生霊が霊障となって人を悩ませることがあり、そのまま人に取り憑くこともあります。生霊を飛ばしている人に、始めはその自覚がないのが特徴です。しかし、あまりにも強い情念によって生霊を飛ばし続けると体が「抜け殻」とかすこともあり、飛ばす側も受ける側もその霊障に悩まされ不幸になってしまうことが多いのです。