怨霊(おんりょう)
怨霊は生前に強い怨みを持った人間が、死してのち、怨みを晴らすために生者に対して災いをもたらす霊です。
怨霊という言葉自体も古く、平安時代にさかのぼります。平安時代に最も恐れられた怨霊は菅原道真です。いまとなっては学問の神様となり、多くの受験生から信仰される対象となっていますが、元来は祟をなす怨霊でした。
怨霊は時間が経過すれば薄れるものではなく、時間の経過とともに強力になることも少なくありません。現在でも怨霊が原因の相談は多いのです。恋愛が成就しない、仕事がうまくいかない、家庭がゴタゴタするなど怨霊の祟りが原因の場合があります。しかし、それに対して一人で悩むと時間を重ねることで益々怨霊はその力を増し、より霊障を増幅させるといった悪循環が生じてしまうこともあります。怨霊には、早めの除霊が大切です。