霊の種類(れいのしゅるい)
ひと口に霊といっても、霊には色々な種類があります。例えば、死霊、精霊、生霊、怨霊、悪霊、浮遊霊、動物霊、地縛霊、地霊、守護霊、指導霊、御霊、騒霊、背後霊、神霊、色情霊などです。また日本ではモノに霊が宿った場合に付喪神(つくもがみ)と言いますが、これも霊の一種です。
霊には霊障を起こし人間を困らせるものもあれば、幸せへと導いてくれる霊もいます。霊について皆さんが抱いているイメージは、実際の霊が持つ特徴と一致しているでしょうか?案外、違うといったことが多いのです。霊を知ることは、霊障があった時にも役に立ちますし、幸せを掴みたいと思った時にも深く関わってくるものなので、参考になります。知識として覚えておいて損のないものなのです。この機会に霊の知識を増やしておきましょう。
霊の名称について基準はありませんが、怨霊や地縛霊、付喪神のように、霊が執着を持っている状態を名称としているものが多いようです。例えば、怨霊は人間に対する“怨み”という執着があり、怨みを晴らすために存在します。また、地縛霊はその名のごとく、“地”(土地、場所、建物など)に執着しているものです。さらに、付喪神は“モノ(物体)や動物、植物”などに執着があるのです。また、霊といっても霊格に差があります。地霊や神霊、御霊、守護霊は高級霊です。つまり、霊には高級霊と低級霊があるのです。さらに、霊には善霊と悪霊があります。同じ一括りの霊ですが、役割を果たすべきために存在するものや低級霊のように現世をただ彷徨っているだけのものもあります。
主な霊の種類
これら多くの種類の霊から、いくつかの霊について解説していきましょう。
- 怨霊:亡くなった後も、生前の強い怨みを残した霊のこと。
- 憑依霊:人や物に取り憑く霊を一般的にこう呼ぶ。良霊も悪霊もいる。
- 浮遊霊:自分の死を受け入れられず、現世を彷徨っている霊のこと。
- 地縛霊:その土地や環境に憑く霊体。基本的に、害をもたらす悪霊である。
- 騒霊:別名、ポルターガイスト。心霊現象を引き起こす。
- 背後霊:人に憑く霊の集団のこと。成長を促してくれる。
- 守護霊:文字通り、人を守ってくれる良霊で霊格も高い。
- 指導霊:この霊体の力が強いと、才能や能力が大きく発揮される。
- 先祖霊:憑いている人のご先祖様、つまり身内や血縁者の霊体。
- 生霊:生きている人の霊体。無意識に発生させることも多い。
- 色情霊:色恋沙汰で恨みを抱いているケースが多い霊体。
- 付喪神:長く使って愛着を持っている物に憑く霊体のこと。