自動書記(じどうしょき)
自動書記とは、イタコ霊媒師や霊能者が行なう霊能術の一種です。降ろした霊魂にイタコや相談者が質疑応答をしない場合、つまり一方的に口寄せをした霊の声や意思、予言を書き記すことを自動書記と言います。
イタコは神の霊や生きている人間の霊を降霊し、それらから伝えられるメッセージを受信機のような媒介となって書記していきます。この自動書記の霊能術によって書き記される内容は、一方通行なのでときには霊体が人間として生きていた頃の思い出話だったり、死後の世界での今の状態だったり、中には予言・予知といった有益な情報だったりと様々です。
イタコには、この自動書記の儀式を行なっている間の記憶はありませんので、イタコの主観は入りません。信憑性、的中率とも普通の口寄せと変わらない高さを示します。