イタコ事典(一)
口寄せ
くちよせ
イタコが行なう霊能力の中で、もっとも知られた降霊術のひとつ。生者、死者、神霊、精霊など対象を問わずあらゆる霊体を降ろす。
神口
かみくち
口寄せの一種。高位の霊体である神霊や守護霊などを降霊、憑依させる霊媒術。吉凶の神託を得る際などに、主として用いられる。
仏口
ほとけくち
口寄せの一種。亡くなって四十九日が経過して成仏した、死者の霊を降ろす霊媒術。先祖霊や自身の前世と会話することができる。
生口
いきくち
口寄せの一種。人の本心や真実を語らせる際に用いられる霊媒術。生きている人間の霊魂、つまり生き霊がこの口寄せの対象となる。
自動書記
じどうしょき
霊媒術の一種で、霊魂をイタコが自身に憑依させ、霊魂からのメッセージを自由に筆記させる能力を指す。予言や予知に適する。
守護霊鑑定
しゅごれいかんてい
霊媒師や霊能者が、対象者の最も身近にいる霊的存在である守護霊と交信して進める鑑定のこと。前世や未来を知ることができる。
縁結び
えんむすび
霊媒師が行う縁結びとは、お互いの魂そのものを結び付けてしまうもの。出会った瞬間に恋に落ちて交際、その後の結婚までが早い。
霊の種類
れいのしゅるい
ひと口に霊と言っても、人間の生き霊や死者霊もあれば、神霊、守護霊、精霊、地縛霊など限りない。善霊、悪霊についても紹介。